上司を納得させる「退職理由」例文と上手な伝え方
今回は、 仕事をやめるとき、やめたいときに関してです。
私自身、会社勤めのプログラマでした。
実際、私もフリーランスになる決意をしたとき、どうやってやめようかと考えたので、そんあ人たちの参考になれば幸いです。
言いたくなくても退職理由は必ず言う必要がある
退職したことのある方はお分かりかと思いますが、退職届を記載する際に、会社からもらうフォーマットには退職理由を記載する欄があります。
しかし、労働法的には退職理由を会社に対して必ず報告しなければならない義務はありません。したがって、法的な側面だけ考えれば「一身上の都合」とだけ記載するだけで退職理由としては必要十分です。
しかし、「立つ鳥跡を濁さず」ではないですが、退職する際は円滑に、上司が納得してくれる理由を説明した上で退職する方が好ましいと言えます。そこで、以下から実際に上司が納得する退職理由を例文も添えながら解説していきたいと思います。
特に多い退職理由は「今の職場が嫌だから」という逃げの姿勢を持った退職です。このような退職理由の際には、上司からも説得を受け、良いように言いくるめられてしまい、結局は退職できなくなってしまいます。
そのような逃げの姿勢の退職理由ではなく、攻めの姿勢の退職理由を伝えることができれば、上司は納得してくれます。
退職理由の悪い例
・今の職場が嫌だから
・今の業務にやりがいを感じないから
・人間関係に疲れた
これらの退職理由例は実は一番退職理由として多い本当の理由ではあります。本音ではあるかもしれませんが、上司を納得させられることは確実にありませんし、円満退職も出来なくなってしまいますので、胸の奥底に閉まってください。
上記はほんの一例ですが、ネガティブな内容を含んだ退職理由は控えてください。ビジネス上では、思ったことをそのまま話してしまうと良いことは全くありません。
上司が納得する退職理由の良い例
反対に、上司が納得する退職理由の良い例としては、下記のような内容を含んだものが挙げられます。
・新たなことにチャレンジがしたい
・明確にやりたいことを説明することができる
といったようなポジティブな内容の退職理由であれば上司も渋々かもしれませんが、納得させられることが可能です。
例えば、新たなチャレンジがしたいという理由であれば、上司としても「応援してあげよう!」であったり、「成長してくれたな!」と前向きに捉えてくれるので、円満に退職することができます。
また、次の例にあるとおり、「明確にやりたいことを説明することができる」というのは、上司としてもいなくなってしまうのは現場としては辛いですが、納得させられてしまうものです。そこまで明確にやりたいことを見つけた社員に対して、「残ってくれ!」とは言い難いものです。
上司が納得せざるを得ない退職理由の良い例
どうしてもその職場で働けなくなってしまうような状況を利用するのも上司を納得させる例として挙げられます。
例えば、「実家の家業を継ぐことになった」や「育児に専念したい」、そして「旦那の転勤についていく」といったような内容であれば、上司も納得せざるを得ません。
もちろん、嘘をつくことは決してしてならないので、そうでない方は参考にしないでください。
実際に納得せざるを得ない状況になった場合には、早い段階で退職の意向をしっかりと上司に報告した方が円満に退職することができます。
逆に、これら納得せざるを得ない状況になったにも関わらず、退職の意向を伝えるのが遅れてしまうと引き継ぎ等もろくに行うことができず、非常に険悪なムードでの退職となってしまいますので注意が必要です。
退職理由を伝える上で重要なことは「誠実さ」
悪い退職理由の例を伝えることは当然ですが、良い退職理由の例であっても、伝えるタイミングや伝え方を間違えてしまうと円満に退職することは難しくなります。
あまりにも直前になって退職の意向を伝えることはすべきではありません。
退職する!と考えたらすぐに行動に移すことで、自分の意思も固まりますし、上司もあなたの退職を後押ししてくれます。
また、伝え方も漠然とではなく、あなたの言葉でしっかりと上司の目を見て説得するようにあなたの意思を伝えることで上司も納得してくれます。
いくら退職すると言っても、ビジネスの世界ではいつどこでまた出会うか分かりませんので、本音は嫌であったとしてもしっかりと誠実さを持って話をして下さい。
まとめ
良い退職理由の例と伝えるタイミング、そして伝え方を間違うことがなければ、あなたは円満に退職することが可能となります。
そうすることで、上司もあなたの退職の意向に理解を示してくれて、納得してくれます。